夏涼しく、冬暖かい家 vol.2
1回目の「断熱」に続いて、2回目の今回のキーワードは「気密」について掘り下げていきたいと思います!
そもそも「高気密の家」ってどんな家かというと、「空気を通しにくい家」のことを指します。
「空気の通らない層」を作ってあげることが高気密住宅のポイントなんだそうです。
なかなか家の壁の中のことってイメージしにくいですが、壁の中は柱や断熱材が入っていて、さらにシート、板…となっているんです。このシートが気密を高めるのに大事で、弊社がおすすめしている「スマートタイベック」は、シートとテープによって、空気の出入りをしっかり遮断してくれるのです。これが「空気が通らない層」なんですね‼
気密性については国の推奨基準値が設定されていて、5.0㎠/㎡となっています。これは建物の延べ床面積1㎡に対して5㎠のすき間があるよ、という数値になっています。大体500円玉くらいの大きさですね。なので数値が低い方が、気密性が高いということになります。弊社では先日の測定で、0.4㎠/㎡という数値が出ています。これは米粒くらいの大きさです。しっかり気密がとれていることがイメージできるでしょうか。
しっかり気密がとれた家を、しっかり断熱して保温すると、よく耳にする「高気密・高断熱の家」になるんですね!
高気密・高断熱の家のメリットは…
夏涼しく、冬暖かい。虫が入りにくい。換気計画がしやすい。光熱費が抑えられる。ということです。
弊社事務所ではこの冬、午前中からお昼頃までエアコンで温めると、午後からはエアコンなしで快適に過ごすことができました。
家づくりの中で、断熱や気密については、間取りを考えたりすることなどと比べると、目に見えないことで分かりにくいことです。でもこれから先、長く・快適に過ごすためにはとても大切なことなんですね♪
〇気密測定の様子です〇